有馬記念の展望を、ブログに記してみた

epic Racing編集部 2019/12/17 19:22

いよいよ今週末は、中央競馬の総決算、有馬記念が行われます。
巷ではこの話題で持ちきりですが、冷静沈着に、このレースを展望してみようと思います。
レース前日に見返していただくと、予想の参考になるかも知れません。

有馬記念といえば、今やジャパンカップに代わる現役最強馬決定戦になりました。
ジャパンカップは地に堕ちましたし、天皇賞はメイチのレースとは言えなくなりました。
昔の有馬記念は正にドリームレースで、お祭り感覚だったことが懐かしく感じられます。

今年は特に、最強馬決定戦に相応しいメンバーが揃いました。
どの馬がいいとかではなく、この馬はいらないという観点と、レースの全体像を想像してみたいと思います。

但し、いらない馬を全て書いてしまっては、半分予想を公開するようなものです。
何頭かをあげて、ぼんやりとイメージを掴んでもらえたらという感覚です。
それでも結構大変な作業です。
それぐらい、今年のメンバーは充実していますね。

私がいらないと感じる馬の、一部を紹介します。

クロコスミア・アルアイン・クレッシェンドラヴ・レイデオロ。

とりあえず、ここまでにします。
これ以上消してしまうと、かなり予想に近づいてしまいますのでね。
当然これら以外に、既に消している馬はいます。

で、レース当日ですが、少し雨の心配がありますね。
ここでは良馬場前提で、展望していきます。

また、枠順が発表される前の段階です。
それぞれがそれなりの枠に入ったという前提で、話を進めます。

1番人気はアーモンドアイ。これは確定でいいでしょう。
東京なら、ちょっと逆らえないかなと思います。
しかし今回は、紛れが起きやすい中山内回り。
ちょっとしたロスが命取りになるコースです。
熱発の影響で、香港遠征を取りやめて、改めての出走になりますね。
いわゆる一頓挫明けという状況で、本命と決めつけるのはどうかなと感じます。
まぁ私は、本命にはできませんね。
それじゃ、面白くないし。

2番人気はリスグラシューでしょうか。
奥手の血筋らしく、今が最高潮なのかもという勢いがあります。
世界の舞台で活躍しての、凱旋競馬であり引退レース。
しっかりと調整され、状態も心配ないようですね。
この馬についても、中山がどうかでしょうか。
レーンが騎乗しますので、宝塚記念のようなレースも可能かも知れません。
その形になれば、いいレースも可能でしょうね。
引退レースですから、とにかく無事に帰ってきてほしいと思います。

その他を見渡して、ざっと半数の馬にチャンスがあると思います。
2頭あげましたから、残りは6頭ですね。

3歳の上位組が、揃って出走してくるのは楽しみです。
サートゥルナーリアは東京で崩れましたが、中山ではしっかり結果を出しています。
適性は証明していますので、今回は少し期待できるかも。

ヴェロックスも、中山は問題ありません。
ただこの馬は勝ち切れないですからね。
今の実績でこの相手では、少し荷が重いかも知れませんね。

菊花賞馬、ワールドプレミア。
神戸新聞杯のようレースでは厳しいと思いますが、菊花賞のレース運びができればという感じ。
ただしレース振りから、中山向きかどうかはなんとも言えないですね。
内で脚を溜めることが条件になると思います。
菊花賞馬は好成績のレースですからね。注意は必要でしょう。

ジャパンカップを勝った、スワーヴリチャード。
マーフィーの好騎乗も大きかったんですが、底力を発揮しましたね。
この馬の場合、雨は歓迎でしょう。
少し時計がかかる馬場なら、上位進出は可能だと思います。
ただ今年は先行馬が揃いましたらね。どうなることやら。

凱旋門賞帰りの、キセキとフィエールマン。
状態次第だと思いますが、出てくる以上悪いわけはないと思っています。
タフな競馬で力を発揮できませんでしたが、逆に言えばレースに参加していない分、消耗が少なかったかも知れません。
キセキは昨年のローテより、むしろ楽かも知れないですね。

フィエールマンは、能力は高いです。
小回りがどうかという声もありますが、個人的にはむしろ向くと思っています。

色々あげてきましたが、この中に本命馬がいるという話では有りません。
いるかも知れないし、別の馬かも知れない。
そんな感じで読んで下さい。

その他にも魅力的な馬が、数多く参戦する今年の有馬記念。
いずれにしても、アーモンドアイを巡る争いにはなります。

色々な動画で、調教やら血統やら診断されていますね。
観ることはないんですが、なんの参考にもなりません。

これまでの実績と、個体としての能力を、素直に評価したらいいと思います。

これだけの大舞台に、中途半端な状態で出てくる馬なんていません。
余計な情報に惑わされないことが、重要になってくると思います。

今週の追い切りに注目が集まりますが、現代の競馬では、一週前追い切りがメインです。
今週は整える程度の、静かな追い切りになるでしょう。

ノーザンファームがどうだ、外厩がどうだと騒がしいですね。
どうでもいいことです。
走るのは馬であり、そんなこと全く考えていません。
ノーザンファーム一強にはウンザリしますが、まぁそれはそれとして。

また、今回ぐらい豪華なメンバーになると、些細なことで着順は逆転します。
枠順ひとつで、予想も変わってくるでしょう。
理想を言えば、アーモンドアイが外枠を引いて、少し悩ませてくれたらなという感じ。
内枠に入ったら、ルメールは先行すると思います。
そうなると昨年のJCや、今年の天皇賞の再現になるかもですね。

結論は先ですが、私は1頭の馬に注目しています。
この馬の場合は、恐らく今週も強めの追い切りをかけるはずなんですよね。
そうしてくれれば、アーモンドアイに迫れるんではないかと感じます。

逆に言えば、この馬ぐらいしか、魅力を感じない。
私的には、そんなメンバーだと思っています。

いずれにしても、枠順次第ですね。
本命が外枠を引いてしまうと、一気にテンション下がるでしょうし。
内枠に入ってくれれば、結構買うかもなぁという感じです。

要するに、既に本命は決まってるんですよね。
レース当日が、とても楽しみです。