日曜日の京都1Rで、テイストオブハニーという馬が、単勝1.4倍で出走していました。
複勝はもちろん、1.0倍からです。
これはですねぇ、最も買ってはいけない馬じゃないでしょうか。
9頭立てということもあり、余計に人気が被ってもいました。
それは確かにあると思います。
その他のメンバーもイマイチで、余計に人気に拍車をかけた結果でもあります。
それにしてもです。
この馬のどこに、1倍台になる根拠があったんでしょうか。
私はかなり危ない馬だと感じていました。
鞍上は川田将雅でした。
今現在、日本人では最も人気になるジョッキーです。
結果も出していますし、今回の騎乗も問題ありませんでした。
普通に乗ったと思います。
1倍台に川田ならという、頼ってしまう感覚をありましたかね。
走るのは川田じゃなくて、馬なんですけどね。
しかし結果は、7着惨敗。
結果が7着だったから、やめた方が良かったと言っているのではありません。
どこにここまで人気する要因があったのか、私には分からないと言っているだけです。
あるトラックマンがテレビでの予想で、「この馬から当てにいく」と買い目を晒していました。
「大丈夫か?」と思いましたね。
専門チャンネルでの予想ですから、結構乗る人もいるでしょう。
その人たちは、結構買ったんじゃないですかね。
朝っぱらから、大ダメージです。
まず「その買い目儲かりますか?」と思うわけです。
競馬って、当たればいいというものではありません。
調子が悪いから、とりあえず的中が欲しい気持ちはわかります。
しかしこれは、流石にやりすぎでしょう。
私がこの馬に不安を感じたのは、一つの理由からです。
それは「牝馬なのに、馬体が大き過ぎないか」と感じたことでした。
京都コースですし、結構流れますからね。
上がりも速くなる傾向があり、この大きな体で対応できるのか?
かなり不安な材料だと感じていました。
それまでは芝を3回使っていて、馬券圏内を外していません。
「芝の甘さをダートで」での発想はよくありますが、初めてのダートというのは事実です。走ったことがないわけですね。
こういうのを「ひとり新馬戦状態」と呼んでいます。
これは事前に分かっていることです。
芝の未勝利戦は少ないですから、ダートに使ってくるのは理解できますが、そこまで甘くもないですしね。
大きすぎる馬体と、初めてのダート。
この不安要素がありながら、単勝1.4倍の1番人気。
これのどこに、狙う価値があるのかという話です。
馬券は買わずに、観戦していました。
直線で馬群に沈んでいき、「まぁ、あり得る結果だよね」と感じました。
馬が可哀想だとも感じました。
人気がなかったんなら、分かります。
「初ダートの適性」に賭けてみるのも、一つの手だと思います。
しかし買って時点で、たいして儲からないと分かってましたかね。
下手したら、ガミもあったんじゃないでしょうか。
こういうの無理に予想にあげなくても、他にあったと思います。
1倍台で良ければ、中山3Rのダノンファスト。
これも初ダートでしたが、こっちは信頼できると思いました。
血統が重いですしね。
相手関係も、かなり楽になっていました。
2番人気が、ルメール人気のディーエスプルーフでしたからね。
「単勝1.8倍で良かったら配信しますけど、いりませんよね?」と判断し、配信しませんでした。
1.8倍って、悪い配当じゃないんですけどね。
事実、あれだけの圧勝でしたから。
これまでも確勝級と判断したら、単勝で配信してきました。
しかし1倍台だと、ある程度張らないといけませんからね。
リスクが高いし、なんか他にあるだろうとも感じますし。
結局トラックマンも、専門紙の印で予想するんだろうなって感じました。
自社の新聞以外も、読んでるのかも知れませんね。
そう言う私も、毎週バンバン的中するわけじゃありません。
ただ誰でも買うような馬は、できるだけ買わないようにしている。
それだけのことです。
的中した時に、多めに回収しようと思ったら、周りの逆を行かないと無理なんですよね。
レッドジェニアルやアフリカンゴールド買ってたら、的中しても知れてるし。
「どのラインまでなら買える」って目安があって、それに達しなければ、買わない方が得策だったりしますからね。
あんまり人気薄ばっかり追いかけると、連敗地獄にハマるし。
競馬って、ほんと難しい。
だから面白いんですけどね。