#32 先週の振り返りと、逃げ馬が多いとハイペースになる?

2020/07/06 10:16

会員の皆さん、いつもお世話になります。
先週もお疲れ様でした。

ロクなことがなかったですね、全然ダメです。
振り返るのは気が重いんですが、何か次へのヒントがあるかも知れませんので。

とにかく先週は、的中率が低過ぎました。
競馬ですから波はありますが、それにしてもという内容です。
毎週のように雨に降られて、確かに馬場は悪いです。
しかし、それは言い訳になりません。
買わなければ良いだけの話で、予想を配信する以上、良馬場も不良も関係ありません。

ラジオNIKKEI賞は、「買うとすればバビットだけどな」とは思っていました。
馬場が回復しないと分かっていれば、事前に配信できたと思います。
今回高配当を的中できましたが、価値は半減というところでしょう。

血統はとても魅力がありました。
道悪で良さが生きる、父ナカヤマフェスタ、母父タイキシャトルの配合。
前にも言いましたが、私は血統オタクではありません。
何か一つのファクターにこだわっていては、競馬で勝つのは難しいと思っています。
ただ普通は、かなり気になる配合だったと思います。

レース内容を見れば分かるように、単に恵まれたものではありません。
確かに枠順は良かったんですが、力がないとできないレースでした。
ハイペースで逃げて、上がり最速ですから、負けようがないレース振りでした。
思っていた以上に強く、配信を躊躇したことが恥ずかしかったですね。

上位人気は、疑うのが普通のメンバー構成。
あの馬場で牝馬のパレスアテナ。東京で楽なレースしか、経験がないグレイトオーサー。
過大評価であり、ブランドに惹かれたファンが多かったんでしょう。
本命馬が勝ちましたので、各馬の回顧は簡単に済ませます。

ポイントは、展開面だったと思います。
このレースは、前走で逃げ切っている馬が多かったです。
それを見て評論家と言われる人達は、「先行争いが激しいから、ペースが速くなる」と言ってませんでしたか?
それは逆です。それを、このレースは教えてくれました。

まず、何頭逃げ馬が揃おうと、結局逃げる馬は一頭です。
そして逃げ馬が何頭もいる場合、ジョッキーはどう考えるかです。
「何がなんでも行く」と考える人も、一定数います。後先考えないタイプですね。
しかし多いのは、「共倒れを避けたい」「目標になるのは嫌だ」です。
先々を見据えても、一介の逃げ馬にしたくないと、多くの人は考えています。

「逃げ馬が揃っているから、スローペースになる」と言っているのではありません。
「ハイペースになるとは限らない」と、言っているだけです。
特にキャリアが浅い3歳馬の場合、脚質を決めつけていることは少ないです。
競馬の王道は、先行抜け出し、好位差しです。脚質の幅を、広げたい時期でもあります。
ですから今回、私は「狙いは先行馬」でした。
小回りコースの開幕週ですから、内の先行馬を狙うって、ごく普通のことです。

枠順を考慮すると、本命候補はバビットかアルサトワ。
新潟戦の内容があまりにも余裕がありましたし、まだ奥がありそうな、バビットにしました。
結果は上手くいきましたが、これは人気が無さ過ぎただけのことです。
ただこういうケースは、意外にあるんです。所謂、歪みオッズのレースです。

何故、こんなおかしなオッズのレースが出現するか?
世間で崇められている、「評論家」の方々のおかげです。
あと、最近はSNSの普及も大きいですね。
プロでもなんでもない素人が、動画やTwitterで、適当な予想を垂れ流しています。
「素人丸出しで恥ずかしくないのか?」と感じますが、そういう世界が好きなんでしょう。
あんな予想で視聴回数で稼ぐとか、懲りないと言うか、こっちが恥ずかしくなります。

まぁ、そんなことはいいとして。
大多数の競馬ファンが、評論家やネット上の、印や評価で馬券を買っています。
予想番組など見ずに、レースリプレイに集中すべきという、典型的なレースでした。

CBC賞はお手上げです。
ラブカンプーの前走は、確かに復調気配を感じました。
しかし今回、いきなり逃げ切るとは思いません。無理でした。

このレースで残念だったのは、本命馬が4着だったことです。
4着なんて普通にあるんですが、ここまで荒れた場合、結構な意味を持ちます。
仮にタイセイアベニールが3着なら、複勝はマックス2倍だったでしょう。
ここだけ見ると大したことないんですが、長い目で見るととても重要です。
複勝で少しでも馬券にしておけば、ラブカンプーが逃げ切っても、全然構わないんですね。

今年のCBC賞は、ほとんどの方がハズレたでしょう。
2着も人気薄でしたし、かなり厳しい結果でした。
そういうレースで、せめて本命馬の複勝だけでも的中しておけば。
大きく儲かりはしませんが、損害を防ぐことはできます。大きなハナ差でした。
そういう意味もあって、上位人気の馬が本命でも、複勝は押さえるようにしています。

クリノガウディーは、崩れてしまいましたね。
要因は色々あると思いますが、良い条件ではなかったのは確かでしょう。
ただ本命にはできないという程度で、もう少し走れると思っていました。
実質G1ホースという評価をされていましたが、現実は1勝馬ですからね。
たまたまG1で好走したからといって、今回は評価が高過ぎたのではと思います。
ラブカンプーは、次回は配当が1/10程度になるでしょう。
そうなっても買う価値があるかどうかですが、またその時に考えます。
色々と条件が揃わないと、連続で好走できるとは思いません。

重賞については以上ですが、先週は他がダメでした。
複勝のみが数本でしたからね。
ラジオNIKKEI賞が直前配信でしたし、「買ってもらえていれば良いけどな」という内容。
普通に購入したとして、収支的には若干のマイナスだったと思います。

番組内容や、馬場状態。
夏競馬は苦労すると思っていましたが、馬場が良ければ、また違うと思います。
日曜日に関しては、少しレースも多かったです。
始めにも書いたように、道悪でも、最低ダートは形にしないといけません。
重賞なら、芝でもそれなりの形にはできるはずです。
配当のバランスを考えながら、またしっかり取り組んでいきます。

今週の重賞は、七夕賞とプロキオンSです。
七夕賞は、しっかり検討していません。馬場の影響を受けますしね。
一方のプロキオンSは、非常に濃いメンバー構成です。これは楽しみです。
何頭かに絞っていますが、枠順に大きく左右されますね。
夏競馬とは思えない、良いメンバーが揃って、ここはなんとかしたいレースです。
今年は、阪神開催なのも嬉しいです。中京より、イメージも湧きやすいと感じます。
夏競馬では異例ですが、枠順次第でAランクにする予定です。
個人的には、G1並みに楽しみにしていますので。道悪になっても良いです。
しっかり情報を整理して、当日を迎えたいと思います。

ローカル開催は、少し波乱のスタートになりました。
プロキオンSをきっかけに、なんとか波に乗りたいところです。

それでは今週も、よろしくお願い致します。