#41 オークスが終わり、いよいよ日本ダービーへ

2021/05/24 11:01

会員の皆さん、いつもお世話になります。
先週の結果はいかがだったでしょうか?

勝負レースはオークスでしたが、ここは本命ユーバーレーベンで快勝でした。
もちろん結果が出たから言えることですが、ここはかなり自信がありました。

対抗にソダシを推奨してしまったのは、完全に私のミスです。
ここは素直に反省するべきですし、単複だけにしておけば良かったと、少し後悔しています。
普段基本は単複だけですので、そこに資金を集中するべきでした。
思った以上にワイドの配当が良かったので、少し欲が出てしまいましたね。
アカイトリノムスメはマイラーっぽい印象がありました。
今回2着に来ましたが、来年以降の活躍の場は2000M以下だと思います。

ユーバーレーベンにとって、今回は色々と運も向きました。
かなりのスローペースも予想していましたが、意外と流れてくれました。これが大きかったです。
クールキャットのスタートが決まり、包まれたくないタイプですから、武豊が主張してくれました。
彼のことだから逃げはないと思っていましたが、この積極性が締まった流れを生みました。
結果的に先行馬には厳しいレースとなり、後方のユーバーレーベンに味方してくれましたね。

ただ、ミルコも今回は自信があったはずで、向こう正面では早めに外に出していました。
それもかなり外です。一頭だけ離れた外でした。
ロスがあっても邪魔されたくないという、馬への信頼感だったのかなと感じました。
そこからはこれまでの鬱憤を晴らすような、能力全開という競馬。
まともに走れば、十分勝負になると思っていましたので、本当に気持ちいい直線でした。

ユーバーレーベンは、ここまでのキャリアでわずか1勝。
しかしその中身はかなり濃いもので、運がなかったというレースが続いていました。
札幌2歳Sは向こう正面から動いて、尚且上がり最速。
これを見てアルテミスSで本命にしましたが、鞍上の問題もあって惨敗。しかし内容はありました。
阪神JFも器用さで負けましたが、上がりは最速でした。
フラワーCは疝痛の影響もありながら、休み明けで3着。出遅れて大外からです。
更に低レベルのフローラS。
先行馬圧倒的有利のレースでしたが、ここでも上がり最速で一頭だけ目立つ伸びでした。

フローラSのレース後、手塚調教師は「権利は取れなかったが、まだ諦めていない」と、すぐにコメントしていました。
私はこの言葉が非常に印象に残り、本番でも注意しなくてはと感じていました。
結果的に札幌2歳S2着の賞金が効いて、無事に出走できることになりましたね。
あとは最適の舞台で、能力を発揮してくれればという感じの、今年のオークスでした。

オークスは3歳牝馬にとっては厳しい、東京の2400Mで開催されます。
距離適性がよく話題になりますが、基本的には桜花賞組が上位に来るレースです。
もし次回、また距離適性で悩むことがあった場合、鍵になるのは「どの距離でデビューさせているか」です。

今回それなりに人気したファインルージュです。
この馬は桜花賞3着で、そこそこ注目されていました。
しかしこの馬のデビュー戦は1200Mでした。
そこにはやはり、陣営の思惑があると思います。オークスを狙う馬を、1200Mでデビューさせるでしょうか?
母父がボストンハーバーですから、距離の不安は誰でも感じると思います。陣営も当然分かっていたはずです。
距離が長いと思うから切るというよりも、迷った時には、そういう要素を確認することが決断につながるという話です。
まぁ私の場合、この調教師は信頼していません。
パワハラ云々はどうでも良くて、どうも買う気になれない一人です。

対するユーバーレーベンは、東京の1800Mでデビューしています。
ファインルージュとは、真逆と言っていいですね。
始めから狙いはオークスだったと、陣営が言っているのも頷けると感じました。

まぁとにかく、結果が出れば言いたい放題になるのが、競馬の予想というものです。
皆さんの周りにも、多分いるでしょう。
当たれば饒舌、負ければ無口。競馬なんてそんなもんです。
この波の荒さこそ、私が嫌う要素です。
毎週とは言いませんが、少しでもプラスの週を増やし、常にトータルプラス域で運びたい。
当然負ける週もありますが、それでもなんとか通算でプラスを維持しておくのが、非常に重要です。
そこを意識しておかないと、大きな収支の波に飲み込まれ、気づけば取り返しモードに入ってしまいます。
購入するレースは一期一会ですが、競馬は毎週続きます。コロナ禍でも続いています。

ですから今回のように、単複以外に手を出すのは、よほど自信がある時のみです。
ダービーで同じように買うかどうかは、枠順と馬場状態次第だと思っています。

長々と書きましたが、今週はいよいよダービーです。
年間で最も重要なレースと言っていいでしょう。
有馬記念はお祭りであり、ダービーとは意味合いが全く違います。
全てのホースマンの目標であり、究極の真剣勝負の場がダービーだと思います。

無敗の皐月賞馬が、ここも突破して一気に頂点に上り詰めるか?
牝馬サトノレイナスが、牡馬相手にダービー馬となれるのか?
色々と注目すべき点はありますが、現時点ではこの2頭は買いたくないというのが正直なところです。
ただこれも漠然としたものであり、枠順や馬場状態次第ですね。
本命馬が内枠を引き、雨が降ってくれれば、それなりにチャンスはあると思っています。

横山くんはデビュー5年目で、大きなチャンスを迎えました。
なんとしてもと思っているでしょうが、ダービーは最高峰のレースです。
相当なプレッシャーがあると思いますし、眠れない一週間が始まっているんじゃないでしょうか。
応援したい気持ちはありますが、もちろん馬券は別です。
この馬を負かせる馬がいるのかどうか、その一点に集中して、今週を過ごしていきたいと思います。

オークスを終えて、今年のG1の単複成績は、9戦8勝となりました。
単勝2,000円・複勝8,000円の1万円投資だった場合、回収率は239.1%となります。
残りの3戦次第で、250%もありうる状況になってきました。
ここまで来たら達成したいと思いますが、さてどうでしょう?
なんたって対象が競馬ですから、これを達成するのは容易ではないでしょうね。

競馬の予想で重要なのは、「外れても後悔しない馬を買えるかどうか」です。
そう感じる馬を買って、それでもダメだったら、そこは諦めるしかないでしょう。
頑張って予想はしますが、どこまでいっても所詮はギャンブルです。
勝負は時の運であり、結果は神のみぞ知るです。
だから面白いのであり、感情移入もできるんじゃないでしょうか。

ダービーウィークは、SNSも異常に盛り上がります。
ただ、残念ながら殆どが素人です。十分ご注意を。
まぁ素人でも当たるのが競馬ですから、それはそれでアリですけどね。
言えるのは、年間を通じてプラスにするのがプロ。
素人が何年も競馬でプラスにするのは、不可能だということだと思いますね。

そういう私も、プロではありません。
ただSNSを眺めていて、「この人は自分より競馬を知っている」と感じたこと、一度もありません。
そこはガチです。
競馬に詳しい人は、このサイトに登録されている人の中にいらっしゃる気がします。

それでは今週も、よろしくお願い致します。