#43 東京GI・5連戦、有終の美とはならず…そして、夏競馬へ

2021/06/07 11:20

会員の皆さん、先週もお疲れ様でした。
安田記念ウィークの競馬は、いかがだったでしょうか?

鳴尾記念は勝負レースではありませんでしたし、簡単に振り返ればいいでしょう。
結果はショウナンバルディ本命で、9番人気2着。複勝が610円という結果でした。
逃げてほしかったんですが、枠順の関係や、折り合い面もあり2番手から。
ちょっと楽に行かせ過ぎましたね。
池添が動かなかった分、後続も動けず、気づいた時には遅かった。
そんな見所がないレースになってしまいました。

このレースは上位人気が頼りない面々で、荒れる匂いがプンプンしてました。
荒れると判断して、そこに資金を突っ込む手もありますが、外れて当然の狙いになりますからね。
こういうレースで大きく張るというのは、なかなかできないものです。

人気薄を狙って、運良く好配当にありつければ。
そんな買い方になりますし、今後もそれでいいかなと思います。
展開やメンバーを吟味して、メリハリつけて買うことが重要でしょう。
間違ってもあのメンバーで、人気サイドを信用しないことが大事だと思います。

で、安田記念なんですが。

本命のケイデンスコールは、5番人気で10着。
これは、大変申し訳ない予想になりました。
昨日何回もレースを見返してみたんですが、力は出し切っていると思います。
不利があったわけでもありませんし、4コーナーではダノンキングリーとほぼ同じ位置にいました。
若干外を回ることになりましたが、それでも勝ち負けするのがGIクラスです。
今回の結果を見ると、まだそこまでの力はなかったということでしょう。

数字で分析するのは好きではないんですが、今回はラップで判断できてしまいます。
入りの3ハロンは速くはなかったんですが、そこからがいかにもGIでした。
速くなかった前半で後方になったのが、まず良くなかった。
4ハロン目から、ずっと11秒台前半のラップを刻んでいます。
これはかなり厳しい流れで、その流れの中位置を上げ、更に直線で加速しないといけません。

ケイデンスコール自身も33秒台では上がっていますが、あの馬にとってはあれが限界の数字です。
今年に入って好走を続けていましたが、どのレースも今回とは違いました。
好時計だったマイラーズCにしても、上がりそのものはかかっています。
あの上がりなら差し切ることもできるが、東京のGIでは厳しかった。そう感じています。
もちろんメンバーも強力でしたしね。

本格化したと見たこと、3歳時にNHKマイルで2着があること。
新潟2歳Sを勝っていることなど。
今回のレースはチャンスと感じる要素が揃っており、人気薄でしたが推奨することにしました。
今なら太刀打ちできる可能性がある。そう感じていました。

予想に書いたように、上位人気に全幅の信頼は置けませんでした。
それぞれに不安要素はあり、付け入る隙があると判断した結果です。
さすがに、ダノンキングリーの復活までは思いつかなかったですが。
調教師自信が「適性が分からない」と言っているぐらいですから、まだ未知な部分を残しています。
ただ、やはりクラシックで勝ち負けした力は本物で、底力は評価しないといけませんね。
最後の直線で、そういう迫力を感じました。

レース自体は凄くいいレースだったと思います。
GIらしいGIでした。
しかし馬券が外れては、楽しい思いはできません。
オークスまでいい流れできていて、ダービー・安田記念で失速してしまいました。
きっちり締めたかったんですが、そうは簡単には勝たせてくれませんね。

宝塚記念が残っていますので、そこは頑張ります。
ただ想定のメンバーでは、波乱は考えにくいです。個人的には楽しみではありません。
またメンバーが確定したら、そこで考えてみます。

上位人気を軽視できるレースを選びますので、常に安田記念のように裏目に出ることはあります。
今後もそのような結果を招く場面が、度々あると思います。
ただ、「人気がなくても、ギリギリ勝負になる」と感じる馬を、今後も狙うのは変わりありません。
ご自身の見解と比較して、納得されれば参考にしていただき、後悔しない馬券を購入して下さい。

1番人気を追いかけたら、競馬は負けます。
絞り込んだレースで、いかに妙味がある馬を見つけることができるか?
ブレずにやっていくことが、一番重要ではないかと思います。

最近Twitter経由で入会される方が増え、ありがたいことだと思っています。
世の中には沢山の予想家がいて、有料で予想を販売しています。
どの予想家に乗るかは、皆さんの自由ですが、回収率などは把握されているんでしょうか?

たまにポンと高配当が的中することは、予想家でなくてもあることです。
毎週やっていれば、誰でも経験することでしょう。
要は、その予想家のスタイルや主張が、ハッキリ見えるかどうか。
そこを感じられれば、それでいいのかなと思います。
ギャーギャー騒ぐ系は、やめた方が良くないですか?と感じますけどね。

私の場合は、現在完全無料で運営しています。
無料ですから回収率を公表する必要はないと思っていますが、重賞に関しては管理しています。
購入金額の違いが大きいので、宝塚記念までは均等買いで集計します。
来月以降の重賞・勝負レースに関しては、実際に購入した金額で集計する予定です。
夏競馬は少し金額を下げ、均一に近い金額にするつもりです。

競馬は数字だけに囚われるのは、本当は良くないんです。
どうしても波はありますし、一喜一憂するものではありません。
あくまでも目安と言うか、予想家を選ぶ判断基準程度でいいと思います。
大事なのは、自分なりのスタイルと言うか、フォーマットです。
それを確立し、毎週忠実に実行することです。

改めて説明しますが、私が実行していることを簡単に。

未勝利戦と重賞しか買わない。
未勝利戦は、ほぼダートしか買わない。
条件戦は極力スルーする。
その他金額の設定など、決め事はあります。
これらを毎週実行しないと、自分の勝ち方が分からなくなってしまいます。
負けた時の原因も掴めませんしね。
長年やってきて、今はこれが一番しっくりきています。
項目別にまとめて、また別のメルマガにしようと思います。

さて、東京のGIも終わり、本格的な夏競馬に突入します。
新馬戦も始まり、正直嫌な季節になったと感じています。

メンバー募集要項に書いた通り、夏競馬期間中は土曜日は私自身あまりやりません。
日曜日の重賞が、予想のメインになると思います。
それでいいと思っていますし、通常開催と同じように買っていては、財布がもたないです。
いつも以上にレースを厳選し、資金をそこに集中したいと考えています。
安定した収支をあげるには、そこは必須ではないでしょうか。
メンバーもショボくなりますし、それぐらいが丁度いいと思います。

今週は、大井で東京ダービーが開催されます。
地方競馬ではありますが、このレースは大注目ですね。
波乱になることもありますし、今年はそっち系で攻めてみたいと考えています。
私は単複ですので、一頭人気薄で楽しみます。
予想はメールやTwitterで公開しますので、参考にしてみて下さい。
人気は羽田盃組でしょうし、能力的にもそこは異論はないです。
そんな中で、どんな狙い方をしていくか?
平日夜のお楽しみとして、お待ちいただければと思います。

それでは皆さん、夏競馬をおおいに楽しんで下さい。
また、次回のメルマガで。