#8 来週も再来週も競馬は続く。財布を分けて楽しめばいい。

2020/01/21 08:45

競馬を楽しむにも、色々なタイプがあります。

朝から最終レースまで、ずっと同じペースでやり続ける人。
昼からボチボチと、馬券を買い始める人。
メインレースだけ馬券を買って、競馬を楽しむ人。

人それぞれですから、どのやり方がいいとは言えません。

ただ競馬というのは、一日の内、どこにチャンスがあるかは分かりません。
メインレースがとても難解な場合、勝負は午前中だったとか、ザラにあります。

とても難解だと分かっていながら、毎週の習慣で馬券を買ってしまう。
そんな週は馬券を買わなくてもいいのに、ハズしてしまって、回収率を落としてしまう。
よくあることですが、習慣でやってしまうんでしょうね。

今回は私のように、一日中競馬に張り付く場合の、楽しみ方を考えてみます。

私の場合、競馬は仕事みたいなものですが、過ごし方は大差ないと思います。
一日楽しむために、こうしたらいいですよ。
そう感じるポイントを、書いてみようと思います。

まず、前日の段階で、重要視するレースを決めておきます。
「勝負レース」というやつですが、どの程度買うのが勝負なのか、イマイチ分かりません。
私の予想の場合は、ランクをつけていますので、まぁA/Bランクあたりでしょう。

たまにSランクを設定しますが、滅多にやりません。

3場開催の場合、一日36レースが用意されています。
これは多過ぎます。
新馬と障害はやりませんので、これだけで8レース程度は除外できますね。
ローカル開催は軽視しますので、そこでもレースは絞れます。

残るレースの中から、その日強めに買うレースを選ぶわけです。
大体平均すると、3〜5レース程度に落ち着きます。
色々と条件をつけて選びますので、大体こんなもんですね。
ここまでを、前日の段階で決めておきます。

で、レース当日ですが。
さすがに一日中競馬に張り付いては、勝負レース以外の時間が暇過ぎます。

最近はスマホがありますから、SNSやゲームで時間を潰す方法もあります。
しかし競馬開催日ですからね。
できれば頭の中は、競馬モードで過ごしたいものです。

馬券を買わずに観戦するのと、買ってから観戦するのでは、残る印象が違います。
次に狙いたい馬や、気になっている馬が出走する場合、できれば馬券を買って観戦したいですね。

私の場合も、配信したレース以外に馬券を買うことはあります。
但し金額は、ワンコインと決めています。
これは配信レース以外は、個人的な遊びと割り切っているためです。

配信したレースは、ランク毎の金額で、全て購入します。
それ以外のレースについては、「次の配信に生かすため」の先行投資みたいな気持ちです。
それでも、残り全ては買いません。
小さい金額で買って観戦し、印象に残る馬がいるかどうか。
それをチェックするためにあるのが、残りのレースということです。

ですから、その他のレースに対するお金は、収支を分けています。
要は、別の財布から馬券を買っている感覚です。
配信レースとは、全く取り組み方が違うわけですね。
その他のレースについては、経費みたいな感覚で馬券を買っています。

所詮は遊びのレースです。
ですから、金額は小さくて構いません。
的中したりハズレたりしながら、大怪我をしなければいいと思っています。

100円でもいいんですが、それだと単勝か複勝、どちらかしか買えないですからね。
単複で買いたいので、一応500円に設定しています。
大きく勝つことはありませんが、怪我もしません。
次へ向けての検証レースとしては、とても健全に楽しめています。

競馬は毎週開催されます。
レースというのは、その日限りではありません。
各カテゴリーで年間のローテが決まっていて、それに従って陣営は馬を仕上げていきます。
今週だけ勝った負けたで、いちいち騒ぐものではないんです。

「今週は運良く勝てたけど、来週は分からない」と、私は常に考えています。
その不安を消すためには、次に狙える馬を、毎週探しておかないといけません。

探すための最も手っ取り早い方法が、実際に馬券を買って、レースを観戦することなんです。
何も印象に残らなければ、そのレースには、狙う価値がある馬がいなかったということ。
しかし何レースかに1頭、「おっ」と思わせる馬がいます。
それが、次に狙える候補として、印象に残ります。
次出てきたときに、「あー、あの馬出てきたか」と感じる馬を、ストックしておかないといけないわけですね。

次にどの馬を推奨するか、ある程度の目星をつけているから、毎週配信することが可能になります。
週末の度に新聞を開いて探しているようでは、バタバタして予想が嫌になるでしょう。
自分以外の方にも勝ってもらうというのは、それはそれは大変なことです。

一日に10も20も配信すれば、そりゃいくつか当たるでしょう。
回収率はマイナスフラグが立っていますが。
絞り込んだ上で、少しでも高配当を獲ってこその、有料予想です。

話が横に逸れましたが、全レースを均等に買っていては、競馬は負けます。
これは皆さんも、よくご存知でしょう。

競馬に張り付く一日は、勝負レースと、「次走狙える馬」を探すレースに分けないといけません。
次走狙える馬を探すレースは、遊びの金額でいいです。
中途半端に張るのは、収支に悪影響を与えます。
多くのレースに手を出せば、負けることは分かっています。
だったら極端に金額を下げて、純粋に楽しみながら探せばいいです。
競馬って、色々と割り切りが必要ですからね。

一日の競馬をより楽しむためには、財布を分けることが効果的です。
勝負レースでヒヤヒヤしつつ、次の狙いを探しながら、毎週競馬は続きます。
これに慣れてくると、「今日の予算はこれぐらい」と自然と決まってきます。
「これ以上お金を使うことはない」と分かっていなければ、競馬は楽しめません。

朝の時点で「とりあえず10万円持って行くか」では、ちょっとどうですかね。
破滅に向かってませんか?と心配になりますが。

週単位で買った負けたと騒ぎたくはないですが、連敗はしたくないと思っています。
そのために、翌週以降の競馬も同時にやっている感覚です。

年間の情報料を、一括で支払うシステムの配信業者。
これには注意して下さい。
1ヶ月単位では、結果を出す自信がないことの表れです。
いや、結果を出せないことは、自分が一番分かっているかも知れません。
それでも顔を合わせるわけじゃないし、お気楽に運営している輩はいます。

「毎週やってれば、勝つ週もあるだろう」ぐらいにしか、考えていない証拠です。
「一年間トータルで勝てばいい」という台詞は、子供騙しだと思いますが…。
「そこまでお金が続くのか?」「会員さんがついてこれるのか?」
私はそう感じますけどね。

まぁそれでも、毎週勝つというのは、不可能と言っていいでしょう。
それに向けて努力するというのが、現実的なラインでしょうね。

最後に尻すぼみになりましたが、いつか実現できたらいいですね。